2023.6.15
ぶれない、何にたいしても。

荒森 香衣

振音セラピー Bois de beaute
振音セラピスト 

1980年にエステティック業界に入る。 理学美容創設者 川崎亨二先生・ケイラク美容家 月乃桂子先生の指導の下、エステティックの基礎を学び、理学美容士・ケイラク美容・米国脱毛ライセンス取得。その後、大手サロンや美容学校のインストラクター・講師を経て、平成15年にエステティックサロンを開業。 日本心体美学会での運営にたずさわりながら、エステティックと自然治癒力(音響療法・ホメオスタシスバランス療法)についての関わりを研究し、平成19年にMPB研究所として株式会社を設立。 現在、Mental心・Physical体・Beauty美のバランスを整え、自然治癒力を高めていく事を目的とし、数多くの臨床を積み重ね、多数のお客様を健康へと導いている。

MPB研究所

『奇跡をもたらす音 振音療法』
~あなたはもっと健康になる~
荒森 香衣 著
ギャラクシーブックス

 

――今日の「みずのたま」インタビューには、私(ほーりー)も体のメンテナンス、ケアでお世話になっているセラピストの荒森さんにお越しいただきました。自己紹介をお願いできますか?

はい、荒森香依(あらもりかえ)と申します。
音を使った振音セラピーというものをやってます。

振動の「振」に「音」ですね。

――音のセラピーと言っても音楽を聴くわけではないですよね?


細胞一つ一つに働きかける音と言ってるんですけれども、要は周波数です。音楽ではなく、周波数ですね。

――周波数を聞かせて体を癒していく療法ですね。サロンのお名前は?


Bois de beaute(ボアデボーテ)と言います。美しい森」っていう意味なんです。
由来は、東京でサロンを開こうと思ってたので、都会の中の森の中。そこを訪ねてくる人達が癒され、健康になって、帰って、そして仕事ができる。そんなイメージで名付けました。

――このサロンは新宿駅からも近い都会の中にありますけれど、落ち着いた空間ですね。この道に入られて何年くらいになりますか?

40年でしょうか。

◆◆ スタートは、エステティック ◆◆

――長いキャリアですね!当初から「セラピー」をなさっていたのですか?


最初はエステティックという世界に入ったんです。スタートは美容です。40年以上前ですので、エステティックっていう言葉がまだ世の中に浸透してなかったんですね。

きっかけも話して大丈夫ですか?

――もちろん!聞きたいです。


私の父の親友である川崎先生っていう方が東京で、美容業界でまあ、いちおう名の通った方だったんですね。その方から本が父宛に送られてきたんです。

私、出身は広島なんですけれども。
広島に送られてきた時に読んで、「あ、世の中にはこういう仕事があるんだ」って。ものすごく感動したんですね。

「この仕事ちょっとやってみたい」って、ものすごく興味を持ち、先生も父の親友ですので、なんと私はその先生に手紙を書いたんです。そしてお返事を頂きました。

――どんなお手紙を書かれたのですか?


それは私は何々の娘で、何々ですってところから始まり、この本を読ませていただいて、この仕事ができればいいなと思ってるので、一度上京させていただきたいです、みたいな内容だったと思います。

――それは何歳の時?

19ですね。

――そんなに感銘を受けた川崎先生の書かれた本。今でも持ってらっしゃる?

こちらなんです。『経絡美容』というものだったんですけど。ただこれをされてたのは月乃桂子という人なんです。

でまた、月乃桂子という人のこの本があるんですけれども。まあこの2冊がきっかけなんです。

――10代のまだ若い頃に、単に「美容」ではなくて、「経絡」にも興味を持たれたのは珍しいのではないでしょうか?


どうしてでしょうかね。まあ父がもともと治療家だったので。人体の模型とか、人体の写真とかが、家に飾ってあったっていうか、常に見てたんですね。

だから、まあ興味ももちろんあった。でも父の仕事は治療家なので、それはさすがに継げない。だけど、美容だったら、私でもできるんじゃないかなと。

――美容と言っても、メイクの仕方とかではなく、内側からきれいにする美容?


まさにそうなんです。内側から綺麗にするっていうことが書かれていた。

――ではそうして最初は美容、エステから始められて・・・。こうしてサロンのオーナーへ?

サロンは本当にもう随分経ってからですね。それこそ40代くらいからですから。

――エステから「振音」のセラピーへはどんなきっかけで? 


それも月乃桂子先生がきっかけだったんですね。

20代の時に月乃先生のところに入って。そこは3年か4年ぐらいで退所して、その後もいろんな技術を学びたいなとエステの世界に入ってたんですけれども。

ちょっとエステを離れる時間があったんですね。その後また月乃先生と縁あって再会しまして。それで月乃先生の所でまたお世話になることになりました。それが40代だったんですよ。

◆◆ 心・体・美 mental/physical/beauty ◆◆


月乃先生はもともとエステティック業界、エステティシャンの最初の方ですけれども。その月乃先生が「心体美学会」っていう、学会を立ち上げた時だったんですね。

「心・身体・美」

私の会社は「株式会社MPB研究所」っていうんですけれども。「Mがmental , Pがphysical  Bがbeauty.」そこから取らせていただいたんです。

それは医療と美容を併合して、ソフトな医療的な緩和的な処置の仕方ができないかっていうこと。

学会でしたので、お医者様はいらっしゃるし、美容界の先生達もいらっしゃるし、そして講演をしてくださったりっていう。

当時、ちょっと学会の事務局をさせていただいたんですね。

その時に「音楽療法」っていう講演をした先生がいらっしゃって、ちょっと興味があったんですよ。

で、それを調べていくうちに、「サイマティックスセラピー」というものに出会いまして。そしてすぐ、サイマティクスセラピーをやってらっしゃる先生にまた連絡をし、そして講習を受けさせていただき。

と、そこからですので、今からもう20年前ですかね。

――興味を持ったことへのキャッチ力というか、その後の行動力が軽やかで素敵ですね。それはいったどこから来てたんでしょうね?

軽やかに? そうですね。どこからでしょうね。

その当時、20年前はもう子供もおりましたけれども。でもこの機会を逃したら・・・っていうのがやっぱりあったんでしょうね。

――なるほど。子育てしながらお仕事はずっとなさり。そして経絡美容やエステ、それに音のセラピーなどを組み合わせた今のセラピーは荒森さんのオリジナルメソッド?

はい、そうです。オリジナルです。

結局、月乃桂子の「経絡美容」、川崎教授、最初に手紙を送ったあの川崎先生の「理学美容」、そしてマナー博士の「サイマティクスセラピー」の音楽療法。この三つが合体したのが「振音セラピー」です。

◆◆「振音セラピー」◆◆ 

――その「振音セラピー」で、どのように美容と健康を取り戻していかれるんでしょうか?


最初は「サイマティクスセラピー」っていうものではなくて、「振音美容」っていう形で、やはり美容から入ったんですね。

エステティック業界にいましたけれども。やはり心、メンタルですよね、そして体、健康ですよね。ここが伴わないとやっぱり綺麗にはなっていかないんですね。

お肌のトラブル、例えばシミであるとか、ニキビであるとか、肌荒れであるとか。やっぱりこの三位一体じゃないですけれども、心と体が健康になって、そして美しくなっていくんだろうなっていうことで、ずっと思い悩んでた。

そんな時に、この「音」のセラピーに出会ったわけです。なんと皮膚の音だとか、要するに皮膚を整える音ですね。あとはビタミンの音とかがあるんですよ。

普通、導入する時にはビタミンAとかビタミンCとかビタミンEとかBとか、その方の肌に合ったものを導入していくんですけど、なんと音で導入ができる

――物質を与えなくても?

そうなんです。要するに、体の中にビタミンBとかⅭがあるわけじゃないですか?そこにその音が入っててビタミンCを作ってくれる。あるいはビタミンBを作ってくれる、だから維持ができるんですね。

あ、これは面白いなと思って美容から入ったんですね。

で、やはり皆さんお肌は綺麗になるし、それからシミの方もだんだん薄くなるしっていうことで。でもずっとやっていくうちに、やはり体のトラブルのお話になるじゃないですか。実は腎臓が悪いんですとか、肝臓が悪いんですとか、脂肪肝があるんですとか。

そうなった時に、あれ?音で確かそういう音があったなって。肝臓の音だとか、腎臓の音だとか。それを組み合わせて施術をしていくと、なんと1年後の健康診断の時に引っかからなかったとか。

そう、そこからですかね。美容からセラピーの方に少しずつ、少しずつ移行していった。なので、ここのサロンも16年なんですけれども、今はセラピーの方が多いです。


――どんな方がいらっしゃいますか? 


いろんな方です。とにかく10人いたら10人、それぞれ症状が違うので、先ほど言ったように、内臓面に不安をお持ちの方も、もちろんいらっしゃるんですけれども。

足の膝に水が溜まって、水を何回も抜いたんだけれどもよくならず、とうとう手術しなければいけなくなったんだっていう方とか。あるいは尾骨を骨折した方とか、あるいは狭窄症の方とか。体で言うと、腎炎だったりとか大腸炎だったりとか、本当にいろんな方がいらっしゃいます。

――人だけじゃなくてペットちゃん達もいらっしゃると聞きましたが?

ワンちゃんネコちゃん達は効果が、ほんっとに早いです。やっぱりこうピュアっていうか、素直に、音を入れてくれるからですかね。

まずワンちゃんでびっくりしたのは、それこそさっきの話じゃないんですけど、脂肪肝のワンちゃんがいたんですよ。3回音を入れて病院に行ったら、もう普通の肝臓になってたって。「えー!」ですよね。私もそれはびっくりして。

動物でも結果が出るんだったら、逆に人でも結果は出せるんじゃないかって言ってさっきの話に繋がるんですけど、脂肪肝のお客様とかもいらっしゃって。

――そういうアプローチで体が良くなるってことも、やっぱりあるんですね。


昔々はおそらく、それこそ薬とかがなかった時代は、まあ薬草、草とか花とかが薬の役目をしてましたけれども。そのほかに波動療法っていうのがあったんですよね。振動あるいは音をそういったもので治療していくっていう。

だから、本当に昔をこう辿っていくと、これが一番、まあ原始的ではあるけれども、結果を出してたセラピーなのかなと思います。

――40年の間、大変だったことは?


40年のうち、オーナーとしてはまだ16年なので。なぜ16年かって言ったら、一番下の子供が中学生になった時に独立をしようと思ってたので。そう、だから一番下の娘がもう28になるんですけれども。

――子育てが一段落してからの独立だったんですね。それにしても、荒森さんご自身がとても綺麗で健康的にお見受けしますが、何か特別なことをなさっているのですか?自分に音を聴かせてたりとか?


音は聞かせてはないんですけれども。お客様にずっとしてるじゃないですか。その音が多分自分に入ってきていると思いますね。そうですね。私、多分16年前の自分よりも今の私の方が健康なんじゃないかな。

――この「振音セラピー」を始めてから?


疲れにくくなりました。16年前はまあもちろん子育ての影響もあるし、仕事との両立もしてたので、結構疲れてたのかなって今は思いますけど、階段を登ると、結構息切れしていた。今は逆に息切れしないんです。

――若返った? いいですね~。そんな荒森さんが、これからチャレンジしてみたいことはありますか?

◆◆ これからチャレンジしたいこと ◆◆


これからですよね? なにせ私一人なので、施術して差し上げられるお客様の人数って限られてるじゃないですか?だから今ちょっと遠隔セラピーっていうのを始めたんです。

それはこのコロナの中で、なかなか外出できなくて、こちらにいらっしゃれない方とか、そういうお客様のために始めたんですけれど、それが結構いいみたいなんですよね。

でもまた今コロナが緩和してからは、もちろんお客様もまたこちらにいらっしゃっているんですけれども。

でもそれも含めて、もうちょっといい形で、それこそオンラインでできたりとか何かできるようになったらいいかなって思ってます。

――このお仕事とは別に、気分転換とか趣味とか。どんな時が楽しいですか?

楽しいことですか・・・。
娘達に言われるんですよね。趣味を作れって。


――あっ、そういえば、私が施術していただいていた時に「細胞ちゃんとお話するのが楽しい」っておっしゃっていましたよね?それはどんな感じ?

お客さんを施術する時に触るじゃないですか、「ここ、ここ」(笑)って細胞ちゃんが言うんですよね。

多分ね、エステの時にやっぱりボディーマッサージとかね、体を触って流すじゃないですか。その時はマニュアルがあったので、その通りにやってはいたんですけれども、やっぱり「振音」をやり始めて、触っていって音を入れて、また触っていくと、そこが変わってくるのが分かるんですよね。

まあエステでも多少変わっていくのは分かるんですけれど、明らかに中の方の芯のような、傷んでダメージを受けてるようなところがすーっと、変わってくるのがわかって。「あ、これって細胞と話ができてるのかな」って勝手に思ってるんです。


――細胞とお話できるって、楽しそうですね。

◆◆ 印象に残っているお客さま ◆◆

――今まで大勢のお客様を見ていらっしゃったと思いますけど、これは嬉しかったっていうようなお客さまやエピソードがあれば、教えてください。

先ほど、膝に水が溜まったっていう人のお話をしましたけれども、その方はこちらにいらしてもう10年。年齢は65歳だったんですね。で、その時にお仕事されてたんですけれども、あまりにも膝が痛いので、もうやめようか悩んでたっていう時だったんですよ。

それでセラピーさせていただいて、そしたらセラピーしたその日に電話が来たんですね。いや、私、ちょっとクレームかなって、一瞬思ったんですけど。「自転車に乗れたの」って。

その人がきっかけですかね。その人の膝をよくすることによって、多分私はなんか自信がついてきたのかなと思う。10年経ちましたけれども、未だに通ってきてくださってて。千葉の方なんですけれど、遠くからでも。本当に今はお元気なんですね。お元気なんですけれども、「体のメンテナンスに通わせていただいてるの」とおっしゃっていただいていて。

それが一番嬉しいのと、後はその方が自宅でちょっとこう重い物持ったりとか、草むしりをしたりとか、まあちょっとした日常と違う作業やった時に、腰とか腕とかが痛くなるじゃないですか。「あぁ、早くここに来なきゃ」とその時は思うんですね。ところが翌朝、ぐっすり寝られた後に「治ってた」って。

それって修復されてるってことなんです。結局自分で自分を修復する力ができたってことなんですね。

私がやりたいのはそれなんです。

要するに、お客様一人一人が自分で自分の体を修復できるようになる。それが目標なんですね。だからそういうお客様が増えたり、そういう声を聞くと、すごく嬉しいです。

――素敵、素敵。そうですか!

では最後の質問。ご自身の中で40年間、ずっと大切にしてきたことがあるとしたら、それはどんなことでしょう?

◆◆ 「みずのたま」ゆるぎなく大切にしてきたこと ◆◆

ブレない。

ブレないこと、何に対しても。一つ目標を持ったら、もうブレない。

まあ、もちろんね。回り道とか遠回りとか。ちょっと違うとこ行っちゃったりとかってすると思うんですけれども、でも掲げてる目標に対しては、ブレない。

――ブレずに歩んできた40年。お父様が治療家という環境で育ち、川崎先生、月乃先生、そしてサイマティクスとの出会い。その道を全部自分の道として、まっすぐ歩いてこられたんですね、確かに。


ありがとうございます。自分でもそうだったのかなって、今思ってますね。

――今日は、ありがとうございました。振音セラピー、私も続けて通いますね。

人に依存しない。自分で決めて、自分で受け取る
「ほんとうのことが、知りたい」
「”生かされている命”を全う」
「自分に嘘をつかない」
「人生楽しんだもん勝ち」
「自分が幸せそのもの」
私、いつも笑ってる
死ぬ時が人生の最高峰(後編)