1967年1月28日和歌山県橋本市生まれ。
大学在学中に母親が創業した天然温泉施設「ゆの里」(当時は橋本健康ランド「ゆの里」)の運営にかかわり、専務として従事。
「ゆの里」に湧く働きと役割が異なった3つのお水を通して、水の本質を探求。
2005年神戸大学のツェンコヴァ・ルミアナ教授との出会いを機に2011年に共同研究を開始し「ゆの里ラボ」にてデータを解析。
これまで体験として得た水の理解に科学的裏付けが加わり、より深く水の本質を世に広めるべき活動をしている。
2015年より(株)重岡の代表取締役就任。
『あるがまま』
「ゆの里」創業者重岡壽美子の物語
科学者の話がね。難しい話だったらついていけないけど。
やっぱりみんな知りたいからね。
真実を知りたい。
そればっかり!(笑)
というか、まあ、みんな知りたいよね。
昔からかな。「なんで?」「なんで、なんで?」って常にあったしね。
「ゆの里」が「神秘」とか「不思議」っていう言葉で、水を語られることに、やっぱり満足できてなかった。
やっぱり、それが嫌だったのね。説明したい、「なんで」って。
一方でね。僕の兄貴は医者だしね。
医学を学んだ人からすると、医学の分野としてこれが常識だって言われても、普通に生きてる、別に学術的に医学を学んでない人達の方もやっぱり当然生きてるわけだしね。
心、持ってるしね。
そう、小学校の時に「明日学校行きたくないな」と思ったら熱出たしね(笑)。
お腹痛くなったよね。
そう、だから自分の精神状態と体って絶対繋がってるのは、みんなわかっているのにね。そこを切り離して考えるっていうのが、僕は嫌だった。
だからそこを繋いでるのは、もしかしたら水?そう思ったんでね。
そこを科学的に説明できるようになったらすっきりするし、「それ知りたい、知りたい、知りたい」。
それが原動力ね。
◆◆ツェンコヴァ先生との出逢い◆◆
ツェンコヴァ先生のすごいところはね。これが大事って思ったことをずっと留めてて、ちゃんと繋がってくるのね。ちゃんと繋がってくる。
だから関係のなかったことはないのね。全部が全てちゃんと繋がっていく感じが、パズルのピースが揃ってきた感がすごくある。
やっぱり最初の言葉が衝撃だよね。
「ゆの里」の温泉の成分がすごい変わった時に、物質を見てる普通の人たちは「成分が変わったら当然機能変わるでしょう」ってみんな思うしね。
でも、いやいや、「変わらないものは生きてないよ」「水の成分と機能は関係してませんよ」「直接関係ないよ。水の構造が機能だから」って。
もうそれまでの水を見ている人達の言葉と全く違う言葉だったんでね。
それが一番しっくりきたっていうか、「この先生だったら分かる!」なんか紐解いてくれるかもっていう、そういう期待がありましたよね。
一番最初、水のデータを取り始めたスタートの時から、「水は本当に全部と繋がってる。環境と繋がってない水はない。だから変化し続けることが当然だし、逆に言うと環境にくっつけていけなくなって止まった水は死んだ水よ」って言ってた。
それはやっぱりすごい。 生き方ですよ。
(水は)ちゃんと全部、全てバランスを取るようになってる。エネルギーが高いからいいんじゃなくてね。高すぎたら駄目だしね。なくても駄目だしね。
常にしっかり安定した物と変化し続ける物、そういう二つの物が常に隣り合わせで、それでうまく全部バランスを取る仕組みができているって、いいよね?
それが分かったらなんか安心できるし。
疑問を持ち続けるって大事だね。
「なんでだろうな」って、ずっとずっと考えたら、ちゃんと全然違うところから答えが来る。
◆◆自分を整える◆◆
やっぱり、ぼーっとする時間を作ることね。
今回のボディサイクティラピー学会の実験であったでしょう?「瞑想と呼吸」。
瞑想した時に水が変わる。だけど、そこに呼吸がプラスされると、それがさらに広がる。
だからちゃんと意識を体に向けて、そこにしっかりと呼吸を合わせたら。ちゃんと整うようになってるってね。あれ数値化できてるってすごいですよね。
音楽もそうだし。
水にいろんなパターンっというか、エネルギーの状態があって、それが特徴があるでしょう。
自分の体と今の状態を合わせた時に「どっちの水が足りないとか、どっちのエネルギーに偏ってしまってるか」っていうことが分かったら、ちょっと解決の方向がわかるわけよ。
水のキャラクターが分かってね。それがちゃんと連携して循環しているっていう。あれを知ると、大きいよ!
今何を食べた方がいいか?もね。その時、その体調で分かる。
だから外に依存する必要がなくて、何か特別な薬とか、機械とかね。そんなに特別なことは何もなくて、普通の自分の状態の整え方が分かればいい。
そうです。大きいです。
◆◆水のように生きる◆◆
(水は)好奇心いっぱいでね。
だから、仲間と一緒に生きるんだよね。一人自分だけでは何もできないので。
水ってね。環境とのやり取りの中で動くようになってるでしょう。
だから仲間がすごく大事。どういう人たちとどういう風に楽しく、どんな気持ちでいられるかっていうのが。そこに素直に従って生きるってすごい大事。
全然特別なことは何もないんでね。
だから。気持ちよく、素直に。
そう、楽しく。仲間と。
◆◆みずのたま◆◆
~大切に思うこと~
「水はものではなく、存在です」
そう、水の中に全ての知恵がある。それは思います。
知識に偏ってしまって知恵をなくしてしまう。
やっぱり、水。「水光道(みこうどう)」だね。道だよね!
そう、なんか神道ともつながっている。ちゃんとね。水は共鳴するんです。
聞き手:株式会社プロ・アクティブ 堀場由美子(ほーりー)